低反発枕

低反発枕とは?

低反発枕とは、低反発のウレタンフォームを使った枕で、文字通り押すとゆっくりと反発するのが特徴の枕です。

 

低反発枕を手のひらで強く押すと枕に手の形が残り、ゆっくりと元の形に戻っていきます。

 

低反発枕に頭をのせると、体温と圧力によりじんわりと沈みこみ、徐々に頭の形にフィットしていきます。

 

低反発枕には横から見ると波の形をしているものが多く、前後に高さの違う山があるのが特徴です。

 

初めて低反発枕を使う時には向きが分からないという声をよく聞きますが、低反発枕の正しい向きは、高い山が下向きです。

 

高い山に首をのせるようにして使うのが低反発枕の正しい使い方ということになります。

 

 

 

低反発枕がおすすめなのはこんな人!低反発枕のメリット

低反発枕のメリットは体圧分散!

低反発枕の素材となるウレタンを世界で初めて開発したのは、アメリカの宇宙航空局NASAです。

 

スペースシャトルが宇宙に飛び立つ際には、搭乗している宇宙飛行士に凄まじい圧力がかかります。

 

この圧力を分散させるための素材として、低反発のウレタン素材が開発されました。

 

低反発ウレタンは体の形にぴったりとフィットして、面で支えてくれる特性を持っているので、一点に体圧が集中するのを防いでくれます。

 

この体圧分散こそが低反発枕の最大の利点で、頭や首を広範囲で優しく支えてくれます。

 

面で支えることにより頭の安定感が増し、圧力がかからないため頚椎や背骨も自然なS字をキープできます。

 

そのため低反発枕は肩こりや首こり、腰痛などの改善にも効果がある枕として人気があります。

 

枕で体圧分散ができている例

 

 

 

寝返りでも目覚めない!熟睡できる枕

人間は寝ている間に、無意識に20回〜40回の寝返りをうちます。

 

寝返りをうつことで体圧が一点に長時間かかることを防ぎ、無意識に身体を守ってくれています。

 

しかし、寝返りをうったタイミングで、夜中に目が覚めてしまうという方も少なくはないでしょう。

 

特に枕の詰め物が偏りやすい素材の枕だと、寝ている間に頭の部分が深く沈み込み、頭の両サイドに高さが出てしまいます。

 

そのため寝返りをうったタイミングで枕の高さが変わってしまい、夜中に目が覚めてしまう原因となります。

 

また、頭をのせている位置と両サイドに高低差ができることで、体だけが寝返りをうち、頭は元の位置から動かないこともあります。

 

そうなると首の部分にねじれが起こってしまい、朝起きた時に首が痛いということになります。

 

その点低反発枕に関しては、沈み込みが深すぎないものを選んでおけば自然に寝返りをうつことができて、横向きになった時にもゆっくりと顔の形に枕がフィットしてくれます。

 

どんな形にも形状を変えてぴったりフィットできるのが低反発枕の長所で、寝返りで夜中に睡眠を妨げられることがありません。

 

 

 

沈み込み過ぎないから横向き寝の人にもおすすめ

夜寝に入る時に、仰向けではなく横向きに寝るという方もいらっしゃることでしょう。

 

横向き寝は仰向きに寝に比べて、枕の高さを必要とする体位です。

 

横向きに寝ると肩幅の分の高さが必要となりますが、枕が低すぎると肩に強い負担がかかって肩こりの原因となってしまいます。

 

羽毛やポリエステル綿、ビーズなどが中材の枕だと、頭の重みで徐々に枕が低くなっていきます。

 

横向きに寝た時にはちょうど良い高さであっても、眠っている間に枕がへたってしまい、気づかないうちに肩や首に負担がかかっていることになります。

 

その点に関して低反発枕であれば、頭の形にぴったりフィットしたらそれ以上沈み込みすぎることはないので、程よい高さで頭をしっかりと支え続けてくれます。

 

このような高い支持性を持つ枕の素材には、低反発ウレタン以外にはパイプ枕やそば殻などがありますが、肌触りや柔らかさなどから考えても低反発枕がおすすめです。

 

 

 

羽毛や綿に比べてへたりづらい

羽毛やポリエステル綿のような空気を多く含む枕は、時間と共にどんどん高さがなくなってしまいます。

 

羽毛やポリエステル綿で安い枕にもなると、使い始めて1ヶ月もたたないうちにへたってしまうこともあります。

 

値段の高い枕であったとしても、羽毛やポリエステル綿の寿命は長くて2年ほどと考えられます。

 

それらの素材の枕と比較して、低反発枕は短くて2年、長く使える良質なものだと10年近く使っているという方もいらっしゃいます。

 

低反発頃は始めのコストは高くなりますが、枕としての寿命が長い分、コストパフォーマンスはそれほど悪くはありません。

 

低反発枕の替え時に悩まれる方もいらっしゃいますが、低反発枕は枕の中央にへこみが出るまでは使い続けることができます。

 

安物だと2年ほどでへこみができますが、ちゃんとした枕メーカーの低反発枕であれば、3年〜5年くらいは形が変わりません。

 

 

 

低反発枕はダニがつきにくい

羽毛や綿、そば殻のような自然の素材を使った枕は、ダニがつきやすいのがデメリットの一つです。

 

低反発枕はウレタンを使っているので、ダニが付くことはほとんどありません。

 

カビが発生しないようにだけ、定期的に陰干ししておくだけでOKです。

 

ダニの死骸や糞はハウスダストとなりますから、アレルギーのある方にも低反発枕はおすすめです。

 

 

 

低反発枕の選び方と注意点

肩こりや首こりの解消に高い効果を発揮すると注目の低反発枕ですが、どの低反発枕にもそのような効果が期待できるわけではありません。

 

自分の体型や頚椎の形に合った低反発枕を正しく選ばないと、低反発枕で肩こりが解消されるどころか、逆効果となる可能性もあります。

 

枕の合う合わないは人それぞれ十人十色ですから、全ての人に合う枕というものはありません。

 

低反発枕にも合わなかったという口コミはありますが、その多くは枕の正しい選び方を学ぶことで解決すると思われます。

 

特に、低反発枕を使って睡眠の質が落ちた、朝起きると首が痛かったというような口コミは、枕の高さを正しく選べていない可能性が高いです。

 

 

羽毛やポリエステル綿の枕は、中身が偏るために時間とと共に高さが低くなっていきます。

 

枕が低いと感じたら、頭の位置をずらすとまた枕が高く感じます。

 

枕の高さを合わせる方法として決して良い方法とは言えませんが、低反発枕は一枚のウレタンなのでこれができません。

 

そのため、低反発枕を買うのであれば、必ず高さ調節のできるタイプを買うことをお勧めしています。

 

当サイトでおすすめしている低反発枕には高さ調節できる枕が多いので、それぞれの低反発枕の特徴をチェックしてみてください。

 

≫低反発枕おすすめランキング

 

 

 

選んではいけない低反発枕はコレ!低反発枕の欠点とは?

首から後頭部へかけてのフィット感と、高い体圧分散性能がメリットの低反発枕ですが、反対にデメリットというのもあります。
低反発枕を選ぶ際には、低反発枕のデメリットも理解しておきましょう。

 

 

選んではいけない!温度によって固さが変わる低反発枕

世界で一早く低反発枕を開発して、枕業界に驚きを与えたテンピュール、しかし日本においてはテンピュールのネガティブな口コミも多くみられました。

 

その一方で、欧米諸国では今もなお多くの人がテンピュールの低反発枕を愛用しています。

 

なぜ日本だけテンピュールの悪い口コミが目立つのか、その理由は欧米諸国と比較して蒸し暑い日本の夏にありました。

 

テンピュールの低反発枕に使われているウレタンは、温度差による変化が非常に大きな素材です。

 

蒸し暑い夏は柔らかくなり、寒くて乾燥した冬になるとカチカチに硬くなります。

 

特に夏場は沈み込みが深くなるために、枕が皮膚に触れる面積が多くなり、余計に暑く感じて寝つきが悪くなります。

 

また、夏だけとは言えウレタンが柔らかくなることで、寝返りがしづらくなる問題も出てきます。

 

しかし、近年は色々な企業がウレタン枕の研究・開発に取り組み、季節や温度差による変化がほとんどない低反発枕も登場しています。

 

イタリアの有名寝具メーカー"マニフレックス"では、以下の写真のように、温度差による硬さの変化がほとんどないウレタン製枕の開発に成功しています。

 

低反発枕を選ぶ際には、温度差によってウレタンの硬さが変わらない低反発枕を選びましょう。

 

温度変化に強いマニフレックスの低反発枕

 

 

選んではいけない!柔らかすぎる低反発枕

手で押してみて柔らかすぎる低反発枕は、頭が深く沈み込みすぎてしまう傾向にあります。
沈み込みすぎる羽毛枕が寝返りを妨げるのと同じく、柔らかすぎる低反発枕も寝返りがしづらい可能性があります。

 

寝返りがしづらいと、体の同じ部分に体圧がかかりすぎてしまったり、寝返りの際に首を寝違える原因となります。

 

また、柔らかい低反発枕の多くは、原価を抑えるためにウレタンの密度が低くなっています。

 

高密度の良質なウレタンを使った低反発枕であれば、頭が深く沈み込みすぎることはありません。

 

価格の安い低反発枕は密度の低いウレタンを使っていることが多く、反対に肩こりや首こりの原因となってしまうかもしれません。

 

店頭で低反発枕のウレタン密度を見分ける方法としては、実際に枕を持ってみて重さをチェックしてみることです。

 

低反発枕の中でも明らかに軽いものは、密度の低い安いウレタンを使っていると考えて間違いないでしょう。

 

また、密度の低い低反発ウレタンは空気の層が多いので、へたりが早く耐久性もよくありません。

 

低反発枕を使ってみるということであれば、安いものではなくある程度の価格の低反発枕を選びたいところです。

 

 

 

ウレタン枕は通気性が悪い

多くの低反発枕のデメリットとして、通気性の悪さがあげられます。

 

羽毛枕やパイプ枕は空気の層が多いので通気性が高いのに対して、低反発枕は通気性や放湿性では劣ります。

 

しかし最近は通気性や放湿性に対する研究・対策も進んでいて、低反発枕のウレタンに小さな穴を開けるなど工夫がされています。

 

しかし通気性抜群の枕をお求めということなら、低反発枕では難しいかもしれません。

 

低反発枕の穴

 

 

 

ウレタン特有のにおいの欠点

低反発枕のようなウレタンを使った商品は、新品の頃にはウレタン特有のにおいがあります。

 

1週間ほど空気にさらしておけば低反発枕のにおいは無くなりますが、好き嫌いのあるにおいではあります。

 

車のシートにもウレタンは使われていますが、新しい低反発枕は新車のようなにおいがします。

 

新しいウレタンのにおいが苦手ということであれば、低反発枕を開封してから1週間ほど風通しの良い場所で陰干ししてから使うと良いでしょう。

 

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低反発枕は洗濯できる?気になるお手入れ方法

低反発枕をはじめて購入する前には、低反発枕のお手入れ方法やメンテナンスに関しても知っておきましょう。

 

低反発枕は水に濡れると性質が変わってしまう素材なので、水洗いの洗濯はできません。

 

また、直射日光もウレタンの性質を変化させてしまう可能性があるため、低反発枕を干す時には陰干しが原則です。

 

低反発枕は蒸れやすい素材なので、定期的に陰干しをする必要があります。

 

低反発枕をどうしても洗濯したいということであれば、クリーニング店によっては低反発枕を受け付けているお店もあります。

 

夏場など汗をかきやすい季節には、時々クリーニングに出してみるのもいいでしょう。

 

低反発枕は家庭では洗濯はできない素材なので、枕カバーを二枚重ねて使うなど、できるだけ枕を清潔に保つように工夫してみましょう。

 

メンテナンスは基本的に立てかけて干すだけなので、手入れが簡単な枕とも言えます。

 

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